霜月

 

霜月(しもつき)  11月Otiba

 

  「しもつき」とは、霜がたくさん降るので、「霜降月」を略したとされています。
  「食物月」(おしものづき)の略であるとする説、もあります。

 

 

 

年中行事  霜月の目次

11月の行事を簡単に説明します。
合わせて関連した事柄や童謡・唱歌を紹介します。

                             項目は関連のトピック
                             『 』 は関連の歌

 

 

 文化の日                 11月3日
                               天長節 明治節   新憲法公布の日
                               「文化」に因んだ行事・祭典   湯川秀樹博士
                               学芸会・文化祭
 立冬(りっとう)              11月7日頃
                               木枯らし   時雨   小春日和
                               二十四節気   七十二候   太陰太陽暦
                               『冬景色』
 七五三(しちごさん)            11月15日
                               七五三の由来   なぜ七五三なのか?
                               11月15日に祝うわけ   千歳飴   晴れ着
                               『通りゃんせ』
 小雪(しょうせつ)             11月22日頃
                               虹かくれて見えず   七色の虹   二本の虹
                               虹の言い伝え
                               二十四節気   七十二候   太陰太陽暦
 勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)  11月23日
                               新嘗祭   農林水産祭・農業祭
                               『二宮金次郎』   『二宮尊徳』

 

 

 

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文化の日

 

文化の日   11月3日Fujic

「自由と平和を愛し、文化をすすめる」
という趣旨の国民の祝日。
1946年(昭和21年)のこの日に
日本国憲法が公布されたのに因んで、
1948年(昭和23年)に制定された。

 

天長節  明治節

この日は明治天皇の誕生日で、明治時代は「天長節」
(てんちょうせつ)という祝祭日でした。
1927年(昭和2年)に、明治天皇の徳をたたえるために
「明治節」という祝日に制定され、1948年(昭和23年)に
廃止されました。

 

新憲法公布の日 Geijutub

1946年(昭和21年)11月3日、
戦争放棄(平和主義)・主権在民(民主主義)・
基本的人権の尊重(自由・平等主義)を宣言した
新憲法が公布されました。
(施行は1947年(昭和22年)5月3日で、
   こちらは「憲法記念日」に制定されています。)

 

「文化」に因んだ行事・祭典

 
文化勲章(ぶんかくんしょう) Geijutua

文化勲章は、日本の文化の発達に貢献した人々に
授与されます。

1937年(昭和12年)に制定され、第1回は同年4月28日
(当時の天長節の前日)に、幸田露伴、横山大観ら
9名に贈られました。その後は、紀元節(2月11日)、
天長節(4月29日)に授与式が行われていました。
1948年(昭和23年)以後は、「文化の日」の11月3日に
式典が行われるようになりました。

 

芸術祭(げいじゅつさい)Geijutuc

演劇・音楽・舞踊・演芸・民俗芸能・映画・放送・レコードなど
諸部門にわたる芸術の祭典です。

1946年(昭和21年)、文化庁の主催で第1回の「芸術祭」が
開かれました。もともと秋に行われていましたが、「文化の日」
制定後は、この日を中心にスケジュールが組まれるようになりました。
1997年(平成9年)からは、デジタルアート、漫画、アニメを対象とした
(2003年から部門変更)、「メディア芸術祭」も開催されています。

芸術祭の大きな目的は、広く一般に、優れた芸術作品を鑑賞する
機会を提供するとともに、芸術の創造とその発展を図ることです。
参加公演・参加作品で、優れた成果を上げた芸術家や団体には、
賞が贈られます。

 

 

湯川秀樹博士 (1907-1981)   理論物理学者Nobel

湯川秀樹博士は、1943年(昭和18年)、
最年少で文化勲章を受章しました。
その後、1949年(昭和24年)には、
ノーベル物理学賞を受賞しました。
日本人のノーベル賞受賞は初めてのことでした。

博士は、明治40年東京に生まれ、京都大学理学部を
卒業し、同大学の名誉教授になられました。
中間子理論を発表して中間子の存在を予言、
素粒子論展開の契機を作り、この中間子は「湯川粒子」
と呼ばれました。
また博士は、核兵器を絶対悪と見なし、核兵器の廃絶を
訴える平和運動にも貢献されました。

 

 

学芸会・文化祭Gakugeikai

「文化の日」の前後、小学校では、演劇や音楽などを
発表する学芸会が行われます。中等教育以上では、
文化祭、大学祭、学園祭などが開催されます。
部活の発表をはじめ、プロのアーチストや芸能人を
呼んだりと、様々なイベントが催されます。

またこの時期、「芸術の秋」にふさわしく、個人の
お稽古事や習い事などでも、発表会が行われます。

 

 

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立冬

 

立冬(りっとう)      11月7日頃Rittou

二十四節気の一つ。霜降から15日目頃。
太陽の黄経が225度の時。旧暦十月の節。
この日から冬に入るという意味。

 

木枯らし(こがらし)

晩秋から初冬にかけて吹く、北よりのやや強い風を
「木枯らし」と呼んでいます。

気象庁では、木枯らしとは、
冬型の気圧配置になって、北または西北西の風が吹き、
最大風速は8メートル以上で、日中の気温が前の日より
2~3℃以上低くなることと基準を設けています。

それらの条件を満たした最初の木枯らしを
「木枯らし一号」と呼んでいます。
この冷たい強い北風が吹き出すと、いよいよ冬が始まります。

 

時雨(しぐれ)Nijix

晩秋から初冬にかけて、一時的に風が強まり、
急に降っては止む雨を「時雨」といいます。
冬の季節風が吹き始めた頃の、寒冷前線がもたらす
驟雨(しゅうう)です。

時雨は「過ぐる」から出た語で、通り雨の意と
いわれています。雲が通り過ぎると、雨は止み、
すぐに陽が射して虹がかかることがあります。
雪の降る地方では、夏よりもこの季節に虹が
現れることが多いそうです。

 

小春日和(こはるびより)

晩秋から初冬にかけて、春のように暖かく、
穏やかな陽気になることがあります。
これを「小春日和」と呼んでいます。

「小春」とは、陰暦10月の異称で
「小六月」(ころくがつ)ともいいます。
陰暦10月は、今の暦では大体11月からKoharubiyori
12月の上旬にあたります。

「小春日和」を、春の時期に間違って使う
人がいますので、注意しましょう。

 

二十四節気

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、太陽の黄経に従って1年を
24等分し、それぞれの季節にふさわしい名を付けたものです。
太陰暦では1ヶ月が29日か30日となり、1年が354日しか
ないため、実際の月日と季節にずれが生じてしまいます。
そこで中国では、季節を知るために太陽の動きに合わせた
二十四節気が作られ、日本にも導入されました。

季節   名称
春    立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨
夏    立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑
秋    立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降
    立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒

 

七十二候

「七十二候」(しちじゅうにこう)とは、各節気を三分してTubaki
一年を七十二候にし、時候の変化を示したものです。

立冬は
初侯  「山茶始めて開く」(つばきはじめてひらく)
二候  「地始めて凍る」(ちはじめてこおる)
三候  「金盞香」(きんせんかさく)
頃と解説されています。

七十二候は自然や気象の変化、
動植物の活動などを表しています。

 

太陰太陽暦

日本の旧暦で、太陰暦と太陽暦とを折衷した暦のことです。
つまり、月の動きに合わせて月日が考えられ、
太陽の動きに合わせて季節が考えられていたのです。

 

 

 冬景色      作詞・作曲者不詳  文部省唱歌

 

1.さ霧(ぎり)消ゆる         港江(みなとえ)の
  舟に白し              朝の霜Gyosenn
  ただ水鳥(みずとり)の      声はして
  いまだ覚(さ)めず         岸の家

2.烏(からす)啼(な)きて     木に高く
  人は畑(はた)に         麦を踏む
  げに小春日(こはるび)の    のどけしや
  かえり咲(ざき)の        花も見ゆ

3.嵐吹きて             雲は落ち
  時雨(しぐれ)降りて       日は暮れぬ
  若(も)し燈火(ともしび)の   漏(も)れ来(こ)ずば
  それと分(わ)かじ        野辺(のべ)のさと

 

      『尋常小学唱歌(五)』  大正2年

 

 

 

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七五三

 Sitigosann

七五三(しちごさん)   11月15日

子供の成長を祝う行事。
男子は三歳と五歳、女子は三歳と七歳に当たる年に、
氏神に参詣して、成長を報告し、福運を祈願する。
祖父母や近親者を招き、赤飯とお頭付きの膳で
子供の成長を祝う。

 

七五三の由来

もともとは公家や武家で行われていた、成長を祝う
儀式が由来だといわれています。

貴族や武家社会では、男女三歳になると、「髪置」(かみおき)Kusi
の祝いといって、男子はそれまで剃っていた髪を伸ばし始め、
女子はおかっぱ頭から髪を結い始めました。

男子の五歳は、「袴着」(はかまぎ)の祝いといい、
初めて袴をはく儀式が行われました。
平安時代は女子も袴をはいていたため、古くは男女共に
行われていましたが、女子の服装の変化にともない、
五歳の「袴着」は、男子だけの儀式となりました。

女子の七歳は、「帯解」(おびとき)の祝いといい、
それまでの帯の代わりをしていた付け紐(ひも)を取り、
初めて帯を結ぶ儀式を行いました。

江戸時代中期になると、これらの行事をまとめてお祝いする
「七五三」の原型となる風習が始まり、民間に広まりました。

 

なぜ七五三なのか? Babys

もともとは七歳・五歳・三歳という年齢に限らずに祝いを
したり、神社に詣でる地域もありましたが、奇数を陽とする
陰陽道の影響を受け、七五三に統一されたいったのだろう
といわれています。

昔は医療が進んでいなかったために子供の死亡率が高く、
七歳までが「ヤマ」と考えられていました。このため子供は
「七歳までは神のうち」とか「七つまでは神の子」
といわれていました。

三歳、五歳、七歳は、子供の成長過程の節目とされ、
七歳を過ぎてから、ようやく人間社会で生きていけるとされ、
社会の一員として認められ祝福を受けました。

医療の進歩した現代でも、乳幼児は抵抗力がなく
病気になりやすいため、健やかな成長は親の一番の願いです。

 

11月15日に祝うわけBabyl

成長の祝いは、昔は正月の吉日か、誕生日に行われていました。
11月15日は、陰陽道による最大吉日のひとつにあたり、
多くの大嘗会(だいじょうえ)が行われる日でした。

江戸時代(1681年)、三代将軍家光の子の徳松君(後の五代将軍綱吉)
の祝儀がこの日に行われたことから、江戸末期から明治初期にかけて
11月15日に祝うことが定着したといわれています。

また、旧暦の11月は、収穫を終えて農作業が一段落する時期でもあり、
農作物の実りと子供の成長を感謝して、氏神様にお参りするようになった
ということです。

 Titoseameb

千歳飴(ちとせあめ)

江戸時代、浅草の飴屋が考案した紅白の棒状の
「祝飴」(いわいあめ)が元といわれています。
浅草寺(せんそうじ)境内、神社や寺の門前で売られていて、
これが「七五三」専用の飴として定着していったとされています。
明治以後は、商業関係者の販売作戦で一層盛んになったようです。

「千歳」とは「千年」を意味します。
飴を引っ張ると伸びることや細長い形から、縁起がよいとされ、
子供の長命への願いが込められています。
松竹梅や鶴亀のめでたい絵が描かれた袋の中に、
子供の年の数の飴が入っています。
お祝いをいただいた人へは、千歳飴と赤飯でお返しをします。

 

晴れ着Kimonoa(はれぎ)

昔の日本人は、「着物には、それを着ていた人の魂が宿る」
と考えていました。着物は、ただ「体を包むもの・保温するもの」、
というだけのものではなかったのです。

また着物には、身分や職業、年齢などを示す役割もあり、
状況に合わせて着替えるものでした。
着物には、たくさんの意味やしきたりがあったのです。
その日本文化である着物の伝統は、
これからも受け継いでいきたいものです。

七五三のもとである、古くから行われていた「袴着」、
「帯解」の祝いは、その着物に関する儀式でした。
「袴をはくようになった」、「帯を締めるようになった」、
ということで成長を祝ったのです。
ですから本来の意味を考えたならば、
着物を身に付けるのが正式の「七五三」です。

代々の着物があれば、それを着せるのが一番良いのですが、Kimonob
着物を持っていなくてもわざわざ新調する必要はなく、
レンタルで良いでしょう。

現代でも多くの人が、伝統の着物でお祝いをしています。
その一方で、ドレスなどの洋装で祝う子供も増えました。
本人や親の好みもあり、洋装も可愛らしく良い記念となるでしょう。

ただ和装にしろ洋装にしろ、七五三は
「単なる記念撮影をするためのイベントではない」
ということを心得ましょう。

子供の成長を祝い、神様と回りの人々に感謝する気持ちを
表さなくてはなりません。
伝統や習俗に込められた意味を忘れないようにして、
日本人であることを意識し、日本人の心を持ち続けましょう。
そういう心が、神仏の加護を得、
人々の加勢の気を受けることを可能にします。

 

 

 通りゃんせ      わらべうたToriim

 

 通りゃんせ         通りゃんせ
 ここはどこの        細道じゃ
 天神様の          細道じゃ
 ちっと通して        下しゃんせ
 御用のないもの       通しゃせぬ
 この子の七つの       お祝いに
 お札(ふだ)を納めに    まいります
 行きはよいよい       帰りは恐い
 恐いながらも
 通りゃんせ         通りゃんせ

   

  1921年(大正10年)
  江戸時代の童謡を、作曲家本居長世が補整作曲した。

 

 

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小雪

 

小雪(しょうせつ)   11月22日頃Syousetu

二十四節気の一つ。立冬から15日目頃。
太陽の黄経が240度の時。旧暦十月の中。
雪がちらつく頃という意味。

 

虹かくれて見えず

小雪七十二候の初候は、「虹かくれて見えず」です。
虹が出るには、強い日差しと空中の水滴が必要です。
そのため、夏の雨上がりや夕立の後に虹を見ることが
多いのです。

冬になり、陽光が弱まってきたこの時期からは、
虹はほとんど見られなくなります。

 

七色の虹Nijiw

太陽光線は空中の水滴に当たり、水滴がプリズムの
役目をして、光を屈折率の違いで分けます。
光が水滴を通りぬけ、太陽と反対側に描いた
多色の帯状の円弧が虹というわけです。

虹は円弧の外側から
赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍(あい)、紫の
七色に分かれるとされています。

この「七色の虹」という呼び方は、私たち日本人は
当然と思っていますが、実は世界の他の国や文化では
違っています。五色や三色、なかには二色にしか
虹を呼び分けないというところもあるそうです。

もちろん色鮮やかに分光されない場合や、
白虹といって白一色の虹が現れることはあります。
しかし誰の目にも同じようにに見えているはずの
虹のとらえ方は、言語や文化によって違うのです。

 

二本の虹

虹とは、可視光線が周波数の違いによりNijiy
多色光に見える自然現象です。

普通、虹は一本ですが、まれに二本の虹が
現れることがあります。
内側の虹を主虹、外側の虹を副虹というそうです。
虹は普通、外側が赤で内側が紫の円弧になりますが、
主虹はこの配列で、副虹は逆の配列になります。

私も二十代の時に一度だけ見たことがあります。
その時はこの不思議な現象に出会えたことに感激し、
虹の美しさに感動しました。

 

虹の言い伝えNijiz

虹には世界各地で、大蛇や竜の化身であるとか、
天と地を結ぶ道であるとする伝説があります。
日本では、イザナギとイザナミの二神が国生みの時に
立った、「天の浮き橋」は、虹のことであるという説があります。
西洋では、虹の橋のたもとには宝物があると言い伝えられています。

虹ができる仕組みが解明された現代でも、
やはり虹には神秘的なものが感じられます。

 

二十四節気

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、太陽の黄経に従って1年をSyousetub
24等分し、それぞれの季節にふさわしい名を付けたものです。
太陰暦では1ヶ月が29日か30日となり、1年が354日しか
ないため、実際の月日と季節にずれが生じてしまいます。
そこで中国では、季節を知るために太陽の動きに合わせた
二十四節気が作られ、日本にも導入されました。

季節   名称
春    立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨
夏    立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑
秋    立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降
    立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒

 

七十二候

「七十二候」(しちじゅうにこう)とは、各節気を三分してOtibas
一年を七十二候にし、時候の変化を示したものです。

小雪は
初侯  「虹かくれて見えず」(にじかくれてみえず)
二候  「北風葉を払う」(きたかぜはをはらう)
三候  「橘始めて黄ばむ」(たちばなはじめてきばむ)
頃と解説されています。

七十二候は自然や気象の変化、
動植物の活動などを表しています。

 

太陰太陽暦

日本の旧暦で、太陰暦と太陽暦とを折衷した暦のことです。
つまり、月の動きに合わせて月日が考えられ、
太陽の動きに合わせて季節が考えられていたのです。

 

 

 

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勤労感謝の日

 Kakasia

勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)  11月23日

「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
趣旨の国民の祝日。
1948年(昭和23年)制定。

 

この日は戦前は、「新嘗祭」という祭日でした。
新嘗祭は収穫祭でしたが、戦後、広く生産・製造など
すべての成果を喜び、祝い、感謝し、働くことの大切さを
認識する日として、「勤労感謝の日」になりました。

 

新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)

新嘗祭とは、天皇がその年の新穀を、 Rinngyou
天神地祇(てんしんちぎ)にすすめる収穫祭です。
新嘗祭の歴史は古く、飛鳥時代から行われています。
(但し、室町時代から江戸時代中期までは中断されていました。)

古来、天皇が天照大神をはじめとする神々に、
収穫した穀物や新米で作ったお酒などをお供えし、
天皇自らも食するという宮中の重要な儀式でした。
特に、天皇が即位後初めて行う新嘗祭を
「大嘗祭」(だいじょうさい)といいます。

新嘗祭は、旧暦11月の中の卯の日(今の12月中旬から
1月上旬頃)に行われていましたが、明治5年の改暦の際に
11月23日に定められました。以後明治政府の命により、
新嘗祭は全国の神社でいっせいに行われるようになりました。
現在でも、伊勢の神宮と各地の神社で新嘗祭が行われています。Gyogyou

 

農林水産祭  農業祭

財団法人日本農林漁業振興会では、農林水産省と共催で
「農林水産祭」を開催しています。

この行事は、昭和10年の新嘗祭当日に「新穀感謝祭」
として始まり、昭和37年に「農業祭」に発展しました。
昭和53年、農林省が農林水産省に改組されたことに伴い、
「農林水産祭」となり現在に至っています。

毎年勤労感謝の日を中心とし、国民の農林水産業と
食に関する認識を深め、農林水産業者の技術改善Rakunou
及び経営発展意欲の高揚を図るため、国民的祭典
として実施されています。

参加出品財の優秀なものに対しては、農林水産祭式典にて、
天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞が
授与されます。

各都道府県や市町村、各地の民間業者でも、この行事にならって
勤労感謝の日には、農業祭や特産市などを開催しています。

 

 

 

二宮金次郎   作詞・作曲者不詳  文部省唱歌

 

1.柴(しば)刈り縄ない       草鞋(わらじ)をつくりHonn
  親の手を助(す)け        弟(おとと)を世話し
  兄弟仲よく             孝行つくす
  手本は二宮金次郎(にのみやきんじろう)

2.骨身(ほねみ)を惜しまず    仕事をはげみ
  夜なべ済まして          手習(てならい)読書
  せわしい中にも          たゆまず学ぶ
  手本は二宮金次郎

3.家業大事に            費(ついえ)をはぶき
  少しの物をも           粗末にせずに
  遂(つい)には身を立て     人をもすくう
  手本は二宮金次郎

 

      『尋常小学唱歌(二)』   明治44年

 

 

二宮尊徳  作詞/桑田春風  作曲/田村虎蔵

 Nousagyou

1.あしたに起きて           山に柴刈(しばか)り
  草鞋(わらじ)つくりて        夜(よ)は更(ふ)くるまで
  路(みち)ゆくひまも         書(ふみ)を放(はな)たず
  あわれ いじらし この子      誰(た)が子ぞ

2.勤倹力行(きんけんりょくこう)   農理(のうり)をさとり
  世に報徳(ほうとく)の        教(おしえ)をつたえ
  荒地(あれち)拓(ひら)きて     民(たみ)を救いし
  功績(いさお)のあとぞ        二の宮神社
  

        『幼年唱歌(四の下)』   明治35年

 

 

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